FAQ
競技FAQ
ガッツポーズをすると違反を取られると聞きました。本当ですか?
いいえ。喜びを表現するガッツポーズ自体は反スポーツ的行為にはなりません。
ただし、相手の目を見て、あるいは相手に向ってガッツポーズをし、雄たけびを上げるような行為は、罰則の対象になることがあります。
「過度のかけ声、または相手を不快にする発声」もしくは、「言葉やしぐさによる中傷・侮蔑・威嚇」と判定される可能性があります。
そんなつもりはなかったと言っても、不快に感じるのは相手選手であり、その判断は主審です。貴方ではありませんので、気をつけましょう。
私はレシーバーでした。
相手の打ったサービスがセンターラインをはずれて明らかに「フォールト」だったので、私は打たないで手で取りました。
ところが、審判はそのボールが「イン」だったと言います。絶対に「フォールト」だったのですが、審判に従わなくてはいけないのでしょうか。
確かにサービスがセンターラインにかかったかどうかは、センターラインの延長上にいるレシーバーの方が判定しやすいのは事実です。
しかし、事実があなたの主張通りに「フォールト」だったとしても、判定を下すのは審判であることを忘れてはいけません。
審判が「フォールト」とコールをしないうちに、自分からプレーを止めてはいけません。
審判も人間ですから、間違いを犯すこともあります。
しかし、あなたに不利になるようにわざと間違えたわけではありませんから、そのポイントは諦めて、次のプレーに集中しましょう。
私(選手)はベースラインの後方でボールを打とうとしましたが、後ろを歩いていた観客にラケットが当たりそうだったので打つのをやめました。
ところが審判は私が打てなかったとして相手のポイントにしました。納得がいきません。
審判に「打とうとしましたが、もし打ったらあの人にラケットが当たるような気がしたので打ちませんでした。レットにして下さい。」と言ってください。
もし、審判が、 “不可抗力によってプレーを妨げられた” と見なしてくれれば、そのポイントはレットとなり、やり直しになります。 ただし、その判断はあくまでも審判がします。
もしも、残念な事ですが審判が抗議を受け入れてくれなかった時は、あっさりと諦めましょう。審判を睨みつけながら次のプレーをするよりも、頭を切り替えてプレーに集中する方がはるかにいいでしょう。
ダブルスの試合で、相手サービスから始まったのですが、第1ゲームと第3ゲームのサーバーが同じ人です。第3ゲームの途中で気が付いたのですが、サービスエースを2本も取られた後です。
審判は全然気が付いていません。どうしたらいいですか。
審判に相手のサーバーが違っている事を言って下さい。
それが確認されれば、次のポイントから正しいサーバーのサービスから開始します。
しかし、それまでのポイントは有効です。
ボレーの成功率が低いのですが、気を付ける事は何でしょうか?
ボレーのイージーミスの主な原因は4つ。
・構えが遅い
・構えが悪い
・ラケットや手首やラケットを動かし過ぎ
・予測していないため、反応が遅れる
行く、構える、面を作る、という準備を早くすること。
そして、
「右か左か正面か」
「低いか高いかアウトしそうか」
「速いか遅いか」
以上を予測をすること。予測は6割の確率で当たれば十分です。予測したボールに応じた行動を開始し始めること。
順番に、あるいは足りないことに気をつけてプレーしてみてください。
ボールを思った所に打てないのですが、どうしたら打てるようになりますか。
フォアハンドストロークのコントロールを良くするためのコツは3つ。
◾️ヘッドアップしないようにする
打ち終わる前についつい相手の方を早く見てしまいがちですね。
目線が動くと顔が動き、頚反射といって自然に肩も早く動いてしまいます。
そうなると、ラケット面がイメージより下を向いたり、右に向いたりします。 また、横方向にスイングが流れるため左右へのコントロールが乱れます。
これを防ぐには、打球完了まで打点に目線を釘づけにすること。
これが極意!
◾️並進運動を長くする
狙う方向に、できるだけ長い間ラケットフェースを向け続けるスイングをすること。ラケットのスイングスピードは少しだけ落ちますが、相手を抜くパッシングの時などには必要な要素です。
並進運動(直線的なスイング)ができるようになれば、確実に、精確なコントロールができるようになります。
まずは、手のひらで打つイメージで、自宅のテーブルの端などにそって、まっすぐ押し出す動きをしてみてください。
次にラケットの先を壁につけたまま、決して離れないようにスィングしてみてください。 自然にできるようになったらボールを打ってみても上手くいくはずです。
◾️打点にこだわる
早く打ち過ぎて打点が前になれば、ボールは左に飛んでいきます。
遅くなって打点が後ろになれば、ボールは右下方向に飛んでいきます。
微調整は打点の修正でおこないましょう。1センチにこだわって。
以上を調整しながら、狙ったところと、実際にボールが飛んで行った所とのズレを、横のズレ、縦(深さ)のズレ、高さのズレと3つに分けて別々に修正していきます。
例えば、
「左に行きすぎ。距離短い。高さOK。次はボールを引きつけて。」
「方向良し。距離まだ短い。高さよし。次はもっと強く打つ。」
というふうに、修正していきましょう。
ゆるいチャンスボールを打ち込むとミスが多いのですが、何かコツはありますか。
チャンスをせっかく作ったのに、決められないとまずいですよね。
どうやって勝てるのか分からなくなってしまいます。
「つないでミス待ち」作戦から次のステップは、「丁寧につないで、チャンスボールだけはしっかり決める」ことです。
ミスをする方の多くは、「バランスを崩してしまうから」です。
その原因は、
喜びすぎて、早く決めたくて、焦って、力んで、
打つタイミングが早過ぎてしまうから
必要以上に大振りになってしまうから
身体全体を使いすぎてしまうから
振りが速すぎてしまうから
本能のまま打ち下ろし過ぎてしまうから
高い打点でのスイングの仕方を全く知らないから
コツは十分に引きつけて打つことですが、そのまたコツは、
チャンスが来たことを喜び、
「キタ、キタ、キタ、キタ、キタ」と5回はつぶやいてから打つ
打つ準備ができたら、ヨダレを拭いてから打つくらいの気持ちで余裕をもって待つ
あせらず、急がず、いつもより体重を右軸足に十分かけて、チャンスボールが自分の打点に来るまでしっかり待ちましょう。
その他のコツは、
肘を曲げ、脇をあまり離さないコンパクトなテークバックで、
飛び過ぎてアウトすることを防ぐ
絶対にヘッドアップしない
前方に振るのではなく、左上方向に大きく振りきる
グリップは厚めに (このほうが自然な腕の動きになります)
速く振ろうと思わず、力を抜いて準備し、フンッと息を吐きながら気合いを込めて打つ
以上を一つずつできるまで練習。
1カ月は強打の特訓をしてチャンスボールに強くなりましょう。